日本人には歯周病が非常に多く、潜在的な歯周病患者も含めると成人の約90%が歯周病患者だと言われています。
要するに大人のほとんどは症状が重いか軽いかの違いだけで、皆が歯周病患者だという事ですから恐るべき患者数ですね。
歯周病というのは細菌によって歯根を支えている骨が徐々に溶けて、やがて支え切れなくなった歯が抜け落ちて行くという病気ですが、歯周病は他の歯の病気に比べて進行が緩やかで、仮に20代、30代で歯周病が始まっていても、実際に歯が抜け出すのは60代、70代になってからだと言われています。
その為多くの方は歯が抜け始めてもその原因が歯周病だとは思わず、「もう歳だから仕方が無い」と思っているのかも知れませんね。
ではこの歯周病の方の場合インプラントは出来ないのでしょうか?
答えはNOで例え歯周病でもよほどひどい状態でなければインプラントは出来ます。
だって日本人の成人の90%が何等かの形で歯周病患者なのですから、もし歯周病患者を厳密にインプラント治療から排除したら、インプラントが出来る人などほとんどいなくなりますね。
以前は歯周病に罹っている方は骨が溶けて痩せているのでインプラントは出来ないと思われていて、現在でもクリニックによっては「歯周病患者お断り」のところもあります。
しかし現在では術後のメンテナンスさえきちんとすれば、むしろ残っている歯に過重な負担を掛けない為にも歯周病患者でも積極的にインプラントをするべきだという説が専門家の間でも有力になっています。
もちろんその場合はインプラントと並行して、歯周病の治療もきちんとする事が前提になる事は言うまでもありません。
歯周病は歯根を支える骨が徐々に溶けて行く病気ですので、理屈上はインプラントを埋め込んだ骨も同じ様に溶けるのですが、歯周病の進行は何故かインプラントが埋め込まれた骨は遅いとも言われています。
但し、これは理由が医学的に解明されたわけではありませんので、たまたまその様な結果が多くの患者で重なったのか、それとも隠された医学的な理由があるのかははっきりしません。
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