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インプラントに失敗は無いの?

結論から言うとインプラントの成功率は100%ではありません。

そもそも医療行為に100%の確実性は無く、例えば処方された普通の風邪薬を飲んで重い副作用が現れる場合だってあります。

1,000人の患者には安全だった普通の風邪薬が、たまたま1人の患者の体には合わなかったわけですね。

インプラントも同様に幾つかの失敗例は報告されています。

インプラントの成功率は上顎の歯の場合で80%以上、下顎の場合で90%以上と言われていますが、これは逆の見方をすれば上顎の歯で20%弱、下顎で10%弱の失敗があるという事ですね。

インプラントの失敗例として最も多いのは術後の炎症だと言われています。

術後の炎症には「インプラント周囲の炎症」、「上顎洞炎」、「顎骨炎」、「骨髄炎」などがあります。

炎症の起きる原因はインプラントの周囲に歯垢が貯まり歯肉が炎症を起こすケースが多く、治療をする為には多くの場合インプラントを1度除去しなければなりません。

その他で多いのは偶発的なミスによる「神経の損傷による麻痺」があります。

これは軽い場合は短期(1~2ヵ月)で回復しますが、重症の場合は麻痺が長期に残る事があります。

稀にですがインプラントの破損も起こります。

私達の歯は硬い物を噛む時、特に大臼歯(奥歯)には最大で1平方cm当たり60kgもの力が掛かります。

現在インプラントによく使われる純チタンやチタン合金は非常に丈夫な金属ですが、それでも稀には破損する事はあります。

ただインプラントは当初から何時かは壊れる事を前提として術式のルールが決められていますので、ルールに従って正しく装着されたインプラントなら、除去は比較的簡単に出来ます。

「何時かは壊れる事を前提として」などと言うと「そんな馬鹿な」と怒り出す方もおられるかも知れませんが、どんなに丈夫に作られた物であっても形のあるものは何時かは壊れるのは当り前の話です。

もし「このインプラントは絶対に壊れません」と言うドクターがおられたらそのドクターは多分神様か仏様で、きっとインプラントにはおまじないが掛けられているのでしょうね。

人間が作ったものである以上「もし壊れた時は」という事を考えて、あらかじめそれに備えておくのも医療行為の一部です。

インプラント気になる治療法は、インプラントについて解説しています。

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